カウンタ(R2.4.22リニューアル)

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更新日

令和6年3月25日
 

新着情報

 

カウンタ

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学校長あいさつ

学校長 齋藤 久美子

 ようこそ 熊谷市立久下小学校のホームページへ!
 本校の学区は、熊谷市の東部に位置し、荒川堤に沿い南東から北西に広がり、東はJR行田駅に至ります。
明治22年に創立され、今年で134年になる歴史と伝統のある学校です。
 久下小学校は、『熊谷の子どもたちは、これができます!』4つの実践と3減運動を基盤に「知・徳・体のバランスのとれた児童の育成」をめざし、「ムサシトミヨの保護・増殖」、「蛍の観賞会」「久下・太井郷土かるた大会」など数々の特色を活かした教育活動を推進しています。

久下小の子はこれができます。

 

校長発信

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2020/06/15

豊かな学校ならではの時間を

| by 校長
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5月16日「編集手帳」より
 ドイツの児童文学者、ミヒャエル・エンデの童話『モモ』に時間を盗む男たちが出てくる。「時間を貯蓄すれば命が倍になる」と偽り、人々は不要と思った時間を預けてしまうのだ。
 理髪店の主人がはたと気づく。客との会話をやめ、急いで仕上げるようにしたところ、ちっとも楽しくないことに。たわいもないおしゃべりの時間が仕事を豊かにしていたのを自覚するのだが、今これに似た喪失感を抱くのは理髪業の方ばかりではあるまい。
 コロナ対策で抑制を求められる生活習慣の一つに、おしゃべりがある。複数で話すときはマスクを着け、距離を開けましょうと。
 恐らく、そこまでして語らっても以前の心地はないだろう。最近、感染症の拡大以前に制作されたテレビドラマを見てドキッとすることがある。オフィス、居酒屋、公園…どんな場所であろうと、登場人物らが顔を寄せて会話する場面にいちいち胸がざわつく。
 今の我慢が本来めざすべきは、楽しくおしゃべりのできる「3密」に戻ることなのに、忌むべきもののように錯覚している。おかしい。ウイルスに豊かな時間を盗まれてしまったからだろう。
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 この「編集手帳」を読んだときに、学校に登校できない児童が、登校できるようになった時、「教室でどのような楽しい時間を過ごせるのだろうか」と悩みました。「おしゃべり」は、他者との交流であり、心の開放でもあるといえます。マスク着用で「学校の大切な時間」が奪われないように、知恵を出し豊かな心を育ててまいります。
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